めんそ〜れ!OKINAWA |
ようやく春の兆しが見えてきたこの頃。とはいっても三寒四温を繰り返し、まだまだ肌寒い日も多く、あたたかい陽射しが待ち遠しいですね。そんな本土をよそに、沖縄はひと足先に初夏モードが始まろうとしています。
今回は美ら島沖縄大使の岩田なごみさんに、沖縄の魅力を伝えてもらいました。
旬があふれる沖縄
関東では、ちょっと前まで雪が舞うような寒さだというのに、沖縄ではそろそろ海開き。時折届けられる沖縄の情報は、私の心を沖縄に呼びよせる。4年間の沖縄生活を終えても尚、恋しい気持ちは変わらない。暖かいと言われる沖縄にも、もちろん季節がある。それぞれのシーズンにおいて、祭りや行事があり、食べ物にも旬がある。生活の中で、ちょっとした瞬間に季節を感じる事が出来る土地柄に、都会暮らしにはないホッとした瞬間を覚えた。それは季節ごとに出てくる果物達。今もいできました、と言わんばかりに新鮮なすももやレンブ、島マンゴーなどは、私を楽しませてくれた。
人のぬくもりを感じる
大きな流通の流れにない、人の手が介在したと感じられる瞬間を沖縄のスーパーや、「マチヤ小」(まちやぐゎー、商店)では、たっぷりと味わう事が出来た。台風の前になると、地元のおばぁが落ちる前の「島マンゴー」をビニール袋に詰めて、格安で売って歩いていた。明日、台風が来る前に、どうか食べて欲しいとの思いだ。そんな、やりとりの中にも、身近に作られた食べ物を口にする有難さがあった。作った人の思いを知ることは、今なかなか出来ない。沖縄の言葉に「てぃーあんだ」という言葉がある。手作りを意味する。「手」を「てぃー」、「油」を「あんだ」と言う。手の油がつく様な、真心がこもった食べ物が沖縄には溢れている。
50%がリピーターの沖縄の観光客
沖縄を好きになって、かれこれ17年もの歳月が流れている。大使に任命されてからは、更に「なぜ沖縄が好きか。どこが魅力なのか。」とよく尋ねられる。理由をあげだすときりがないが、一番確かなことは、沖縄の魅力は鮮度を失わず、いつでもある事だと感じる。沖縄は今でも私を飽きさせないまた多くの人をそう感じさせている。多様な文化と、美しい景色に魅せられた人々は、毎年沖縄を訪れる。以前に、東京からの沖縄旅行客の50%がリピーターという数値が発表された事からもわかる様に、たくさんの人に愛され続ける沖縄。選ぶ旅の目的は様々であれ、共通する事は、「ホッとしたくて」。自分自身のやわらかい心を求めて、人々は沖縄を訪れる。
おんなの駅「なかゆくい市場」
住所 | 沖縄県恩納村字仲泊1656-9 |
電話番号 | 098-964-1188 |
FAX番号 | 098-964-1185 |
営業時間 | 10:00〜19:00/年中無休(年始2日間を除く) |
URL | http://onna.or.tv |
沖縄の人でも知られていない野菜や果物、スーパー・デパートにはない商品が売られているのがおんなの駅「なかゆくい市場」。観光客の方に亜熱帯の果物を実際に目で見て味わえる楽しさ、産地だからこその島野菜に触れていただく事が出来ます。しかも高速を使ってわずか40分、沖縄に来たらぜひ立ち寄ってください。
岩田 なごみ
美ら島沖縄大使
ご存知ない方もおいでと思いますが、平成16年沖縄県は沖縄のピーアール活動を積極的に行っていく方々を美ら島沖縄大使として77名を任命しました。私もその一人です。大使の中には星野仙一監督、夏川りみさん、国仲涼子さん、立松和平さん、コシノジュンコさんなど有名な方もいっぱいいます。
美ら島沖縄大使 (2004年〜・沖縄県任命)/琉球古典芸能コンクール(舞踊部門)新人賞/RADIO 琉球放送 「がんばれルーキー」(月曜0金曜)レギュラー/JFN 九州・沖縄8局ネット「From Tokyo」レポーターなどアナウンサー、司会として活躍中
岩田なごみ ブログ『美ら島沖縄大使の沖縄的ひとりごと』