食の危機
2005年の食育基本法の制定以来食に関わるすべての企業が食育に関わる活動をしています。しかし食育という言葉のみが先行し、実効性のある活動になっていないのではないかと考えています。
今の日本は少子高齢化を迎え、生活習慣病の増加と医療制度の改革で、家計に占める医療費は益々膨らんで来ることが予想されます。食とは生活に欠かすことのできないもので、食卓を改善することで生活習慣病をはじめとするさまざまな病気を未然に防ぎ健康的な生活を送ることができるようになります。
しかし、その肝心な食が、習慣や環境、意識の変化などで危機的な状況になりつつあることはすでにみなさまがお気づきの通りです。
食卓から変える
笑顔に満ちた、健康で豊かな生活を営むためには、行政や生産者、企業だけではなく、生活者一人一人が、正しい情報と正しい意識を持ち、自然に実践できるような、食卓を囲む知恵を身につけることが必要です。 そしてそのためには企業と消費者、行政と消費者生産者、販売者、生活者そして行政が一体となりみんなで私たちが生きる基礎となる食をどうしたらいいのかを一緒になって考えて行くことが求められています。
食卓から家庭を変える。食卓から地域を、国を、そして地球を変えていく。
これを実現するために、生活者と、生産者や企業、販売者という食に係わる3者の情報交流を加速し、本当の食育を実践するため、NPO法人地球は食卓の設立を決意いたしました。
わたしたちはみなさまがそれと意識せずに改善にむけた行動ができる知恵を身につけられる、そんな活動を広めていくことを目指しています。
今後ともみなさまの暖かいご支援をよろしくお願いいたします。
非営利活動法人 「地球は食卓」