8.高齢期

8、高齢者

キーワード

・「年をとったらおかずが大事」
・「こまめな水分補給」

注意点

一般的に、加齢に伴い 基礎代謝量や活動量の減少による消費エネルギーの低下、 咀嚼・嚥下機能の低下や歯の損失、 唾液の分泌の減少 などによって食欲の低下がおこりやすくなります。
普通に生活していても低栄養状態、栄養失調状態に陥ってしまう場合もあるので注意が必要です。

一食の献立の中で、ごはん(主食)から食べてお腹がいっぱいになってしまい、おかず(主菜)を残してしまうような事が続くとタンパク質が不足がちになります。
タンパク質が不足すると、免疫力の低下、疲れやすい、貧血、老化現象を早めるなど様々なトラブルを引き起こします。
その為にも、タンパク質供給源である<魚、肉、卵、大豆>のおかず(主菜)をしっかり食べましょう。

高齢者は成人に比べ体内水分量が減少するので、風邪などをひいたり、ちょっと食欲が落ちて飲食量が減ると簡単に脱水状態になってしまいます。
また、口渇感の衰えにより水分が不足していてものどの渇きを感じにくくなります。のどが乾いたと感じていなくても、こまめに、定期的に水分補給するようにしましょう。
お茶や果汁、牛乳のほかにも、むせやすい方などはゼリー飲料や寒い季節にはくず湯などもおすすめいたします。

不足しがちな栄養素

タンパク質・エネルギー

不足している兆候
◆タンパク質・エネルギー低栄養状態(PEM)

  1. BMI < 18.5
    BMI = 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
  2. アルブミン値 < 3.5g/dl
  3. 体重減少率 (5% / 月、 7.5% / 3ヶ月、 10% / 6ヶ月)
    例えば体重60kgの方が、1ヶ月で3kg、3ヶ月で4.5kg、半年で6kgやせた場合

亜鉛

亜鉛が欠乏すると味覚障害を引き起こします。
食品添加物は亜鉛の吸収を阻害するので、加工食品やインスタント食品を多く利用する方は注意が必要です。

不足している兆候
味を感じない、感じにくくなった。

高齢期の食事摂取基準

20131014_高齢期1

20131029_地球は食卓_グレーライン2
参考文献
・「今こそ食育を!元気をつくる選食・食戦」 砂田登志子 著 法研
・「系統看護学講座 別巻5 栄養食事療法」 医学書院
・「イメージできる臨床栄養学」 G-supple編集委員会 編 メディカ出版
20131029_地球は食卓_グレーライン2

文・梅山朋子

20131010_梅山朋子先生管理栄養士

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